1. ブランドがファンとして参加する新時代のCommunityとは
24karatは、企業もしくは個人の経営するブランドとファンが、その垣根を超えてブランドそのものをシェアしあえる世界を目指しています。
これまでコミュニティという言葉を話すと、完全なボトムアップ、企業などの存在が関与していないファン同士の集まりを指している感が強く、企業が関わるとどちらかというとファンクラブのようなブランドへの線が強い集まりのイメージだったように思います。
24karatプラットフォームでは、ファンはブランドを体現する権利やコレクションを保有して、他のファンに見せたり交換しあったりすることができます。つまり、これまでのコミュニティという考え方に、ブランドはコンテンツのオーナーとして入り込みながらも、自分もコミュニティの一員になるという、コミュニティとファンクラブの融合、進化が可能になります。では、ブランドとしては如何にこういった新たなコミュニティを最終的にビジネスに繋げることができるのでしょうか。
2. Go-To-Community, Communityをビジネスにどう活用するか?
これに関連して、ブランドビジネスにおいてコミュニティがこれからどのような意味を持つのか、web3スタートアップへの投資実績を多数有するVC、A16zのブログに、表題のGTCという考え方が紹介されていました。
“As the name suggests, go-to-community is the process of operationalizing and optimizing your community-building efforts to align them with business outcomes.”
このブログでは、Go-To-Commynity(GTC)はコミュニティを確立する活動をビジネス上の結果に結びつけるプロセスのことと説明されています。さらに、
“rather than capturing value from these people, GTC seeks to create value with and for them. “
GTCは、これまでのマーケティングの目的である売上獲得のように価値を顧客から獲得することではなく、プロダクトに関わる人全てと価値を共に創っていくプロセスである。とも書かれています。
これらを踏まえて冒頭の話に戻ると、ブランドを経営する企業や個人は、ブランドの利用者について、これまで自社の製品やサービスを利用してくれて売り上げをもたらしてくれる単なるユーザーではなく、ブランドの過去を理解し合い、将来の価値を一緒に創っていくステークホルダーとして付き合っていくこと、さらにこれをビジネスの結果指標と合わせて、まさにGo-To-Communityとしての方向性を考える必要が出てくることになります。
3. 新たなCommunityを成功させるためのコンテンツという要素
より具体的には、
-Service/product:ブランドが世の中に提供しているサービスや製品。
-Touch point (app/web/real/on demand):ユーザーがブランドに接するタッチポイント。
-Contents (design/art/entertainment/text):コミュニティ内で流通するコンテンツ。
ブランドが必ず有するであろうこれら3つの現状がどうなっていて、将来どのようにファンとともに、どのようなコミュニティを作っていくのか、盛り上げていくのかを考えることが必要です。従来ではコミュニティというとユーザー同士が交流するタッチポイント = コミュニティのような形でしたが、これからはコンテンツという要素が加わります。
つまり、ブランドの世界観を体現するコンテンツとして、どのような体験、権利、証明、作品をコミュニティに提供していけるか、がブランドの持つサービスそのものとファンが交流するタッチポイントと同様に重要になってくるのです。コンテンツをどのようなものを用意して、どのようなストーリーで提供していけば効果的なのかについては、また別の記事で書こうと思います。
24karatはブロックチェーン技術を活用することで、こうした新しいコミュニティ作りに最適な仕組みを柔軟に提供しています。ユーザーがブランドと一緒に価値を創る状態になる = ファンになる状態を継続的に作ることができれば、ブランドビジネスはこれまでにない形で自発的に、スピーディーに成長する仕組みを作れるのではないでしょうか。新たな時代のコミュニティ作り、24karatと一緒にチャレンジしませんか!